もうすぐ露出が増える季節。冬の間にたるんだ体を引き締めるべくヨガを始めたいと思っている人も多いでしょう。ウェアを選ぶときは、かわいいデザインのものでテンションを上げるのも大切ですが、それだけでは失敗する危険も。
ヨガインストラクターの筆者が、ヨガ初心者さんに向けて“快適にポーズをとるためのウェア選びのポイント”を3つ紹介します。
■NG1:サイズが大きく・裾が緩い
ヨガウェアを選ぶときは、「動きやすいように」、「体を締め付けないように」と“緩め”なウェアを選びたくなりがちです。
しかし緩めのウェアは、下を向くポーズでめくれ上がったりするため、ヨガ中に集中力が途切れる原因に。これは、トップスでもボトムスでも同じことが言えます。
裾が大きく広がっているタイプのボトムスは、ポーズをとるときに裾が引っかかったり、足を上にあげたときに裾がめくれてしまったりするため、実用性の面ではイマイチです。
インストラクターからしても、ウェアで体の動きがわからないとポーズがわかりづらいため正しい指導がしにくいのです。トップスはジャストサイズや裾がぴったりしたデザインがベストで、ボトムスも裾の広がりが少ない方が動きやすいでしょう。
■NG2:綿素材
綿素材は、“速乾性”をうたっているウェアでない限り、ホットヨガなど大量の汗をかくヨガにはオススメではありません。汗が乾きにくく体を冷やしてしまいやすいためです。体が冷えてしまっては集中力も途切れてしまいます。
汗をたくさんかくヨガでは、綿素材よりもスポーツ仕様になっている速乾性タイプのウェアがオススメです。
■NG3:汗ジミが目立つ色・素材
女性のみのレッスンや薄暗いスタジオならあまり気にならないものの、屋外ヨガや明るい環境だと、汗ジミが目立つウェアも集中力が途切れる原因に。
ワキ汗をかいてウェアの色が変わっていると「恥ずかしい」と、腕を思い切って上げられなくなったり、つい動きが小さくなってしまいます。
■NG4:谷間が見える下着
インナー選びも集中力と深い関係が! 『美レンジャー』の過去記事「Gストリングはダメ!“ヨガ中のショーツ”着けると大後悔な3タイプ」で紹介したように、“Gストリング”といわれる腰やヒップ部分が紐のように細くなっているものはポーズをとるときに食い込んでしまい、摩擦や痛みを生じることがあるため集中力が途切れます。
また、肩紐がズレやすい、ワイヤーが硬いブラもズレたり食い込んだりするので集中力が途切れやすいでしょう。
また、四つん這いになったりかがむポーズで谷間が丸見えになってしまうブラも、ポーズのたびに周りの視線が気になってしまうことがあります。ヨガのときは、ブラトップ型のヨガ用ウェアを選ぶと安心ですよ。
ヨガ初心者さんは見た目だけでウェアを選んでしまいがち。しかし、せっかく買ったウェアのせいでポーズがきちんととれないなら、本末転倒ですよね。
動きを妨げないウェアを選んで、快適なヨガ時間を楽しんでくださいね。